Adobe Fireflyで、すべてのAI画像モデルと動画モデルが使い放題になるキャンペーンが開催中です。期間は2026年3月16日まで。
通常なら1枚あたり10〜60クレジットかかるサードパーティモデル(GPT Image、Runway Gen-4 Imageなど)も、期間中は何度生成しても追加料金なし。レタッチ用の素材生成やコンポジット背景の作成に、この機会を逃す手はありません。
キャンペーンの概要
Adobe Firefly 無制限生成キャンペーン
引用元:Unsplash
今回のキャンペーンは、2026年1月23日にスタートし、3月16日(太平洋時間)が期限です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 2026年1月23日〜3月16日 |
| 対象プラン | Firefly Pro / Premium / クレジットアドオン |
| 画像生成 | 全モデル無制限(2K解像度まで) |
| 動画生成 | Firefly Video Modelのみ無制限 |
| 対象環境 | Web / モバイルアプリ / Firefly Boards |
Creative Cloudサブスクリプション(Creative Cloud Pro含む)やFirefly Free/Standardプランは対象外です。Firefly Pro以上のスタンドアロンプランが必要です。
対象プランと料金
日本円での料金は以下の通りです。
| プラン | 月額料金 | 年間プラン(月額) | 月間クレジット |
|---|---|---|---|
| Free | 0円 | - | 25 |
| Standard | 1,580円 | 1,327円 | 2,000 |
| Pro | 4,780円 | 2,671円 | 7,000 |
| Premium | 31,680円 | 26,294円 | 50,000 |
無制限キャンペーンの対象はPro以上です。FreeとStandardは対象外なので注意してください。
Creative Cloudを契約していれば使えるんじゃないんですか?
残念ながら、Creative Cloudに付属するFireflyクレジットではこのキャンペーンの対象外です。Firefly Proのスタンドアロンプラン(月額4,780円〜)を別途契約する必要があります。
無制限で使えるAI画像モデル一覧
Fireflyで使える画像生成モデル
引用元:Unsplash
キャンペーン期間中は、以下のすべての画像生成モデルが無制限で利用できます。
Adobe純正モデル
| モデル | 通常クレジット | 特徴 |
|---|---|---|
| Firefly Image Model | 1〜20クレジット | 商用安全。Adobe Stockで学習。IP補償あり |
サードパーティモデル
| モデル | 提供元 | 通常クレジット/枚 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| GPT Image | OpenAI | 60 | フォトリアリスティック |
| GPT Image 1.5 | OpenAI | 20 | 高速・マルチモーダル |
| Gemini 2.5 Flash Image | 10 | プロンプトベース編集 | |
| Gemini 3 (Nano Banana Pro) | 40 | プロ向け高品質 | |
| Imagen 3/4 | 20 | 鮮やかな色彩 | |
| FLUX 1.1 Pro | Black Forest Labs | 10 | 高解像度 |
| FLUX 1.1 Pro Ultra | Black Forest Labs | 20 | さらに高品質 |
| FLUX.2 | Black Forest Labs | 20 | プロダクション向け編集 |
| Ideogram 3.0 | Ideogram | 20 | テキスト描画が得意 |
| Runway Gen-4 Image | Runway | 40 | スタイル制御に強い |
GPT Imageは通常1枚60クレジット。Firefly Proの月間7,000クレジットでは約116枚しか生成できませんが、キャンペーン中は無制限。普段試せないモデルを使い倒すチャンスです。
モデルによって生成結果ってそんなに変わるんですか?
全然違います。例えばGPT Imageはフォトリアリスティックな画像が得意、Ideogramはテキストの描画精度が高い、FLUX.2はプロダクション品質の編集が可能、といった具合です。キャンペーン中にすべて試してみて、自分のワークフローに合うモデルを見つけるのがおすすめですよ。
動画生成の対象範囲
Firefly Video生成
引用元:Unsplash
動画生成については、Adobe Firefly Video Modelのみが無制限の対象です。
サードパーティの動画モデル(Runway Gen-4.5、Luma Ray3、Sora 2など)はキャンペーン対象外で、通常通りクレジットを消費します。
主な動画モデルの比較
| モデル | 提供元 | クレジット/秒 | 無制限対象 |
|---|---|---|---|
| Firefly Video | Adobe | 解像度により変動 | ✅ |
| Veo 2 | 100(720p) | ❌ | |
| Gen-4.5 | Runway | 35(720p) | ❌ |
| Sora 2 | OpenAI | 30〜90 | ❌ |
| Ray3 | Luma AI | 10〜100 | ❌ |
Firefly Video Modelの生成上限は現在1クリップ5秒。解像度は最大1080p(キャンペーン中は2Kまで)。短いクリップを複数生成して、Premiere Proでつなぐワークフローが現実的です。
レタッチャーのための活用アイデア
レタッチ素材としてのAI画像活用
引用元:Unsplash
せっかくの無制限キャンペーン、レタッチャーとしてどう活用するか。以下のアイデアを試してみてください。
コンポジット用の背景素材
Generative Fillでは対応しきれない大規模な背景差し替えに、AI画像生成は強力な武器になります。例えば「夕暮れの都市風景」「霧がかった森」といったプロンプトで背景を生成し、PhotoshopのHarmonize機能で色味と照明を自動マッチングさせれば、短時間で自然なコンポジットが完成します。
テクスチャ・パターン素材の量産
肌レタッチの仕上げに使うテクスチャオーバーレイや、商品写真の背景パターンをAIで大量生成。複数モデルを使い比べて、最も自然なテクスチャを選べるのは無制限キャンペーンならでは。
クライアントへのイメージ共有
撮影前のイメージボードやコンセプトビジュアルをAIで生成し、クライアントに方向性を提案。Firefly Boardsを使えば、生成した画像をキャンバス上に並べてリアルタイムで共有・フィードバックが可能です。
カラーグレーディングの実験
「シネマティックなティールオレンジ」「90年代フィルム風」といったスタイル参照画像をAIで生成し、Photoshopのカラーマッチングやカラーグレーディングの参考にする使い方もあります。
個人的におすすめなのは、複数モデルで同じプロンプトを生成して「モデル比較」すること。各モデルの得意・不得意がわかると、今後の素材生成で迷わなくなります。
Firefly Boardsとは?
Firefly Boards
引用元:Unsplash
2025年9月に正式リリースされたFirefly Boardsは、AIを前面に据えたコラボレーションツールです。
主な機能は以下の通り。
- Remix:キャンバス上の複数画像をブレンドして新しいバリエーションを生成
- Style Reference:ある画像のライティング・テクスチャ・色彩を別の画像に適用
- Structure Reference:画像のレイアウト・構図を参照して新しい画像を生成
- リアルタイム共有:チームメンバーとボードを共有し、コメント・編集を同時に
Boards上ですべてのパートナーモデル(画像・動画)にアクセスでき、キャンペーン中は画像モデルがすべて無制限で使えます。
撮影前のムードボード作成にBoardsを使い、生成画像でイメージを固めてからPhotoshopで本格的なレタッチに入るワークフローが効率的です。
商用利用と著作権について
Firefly 商用安全
引用元:Unsplash
Adobe Fireflyの大きな特徴が「商用安全」の設計思想です。
- Adobe Firefly ModelはAdobe Stockのライセンス素材とパブリックドメインコンテンツのみで学習
- 対象プランではAdobeがIP補償(知的財産補償)を提供。Firefly出力が第三者のIP侵害で訴えられた場合、Adobeが法的防御と損害賠償をカバー
- ユーザーのコンテンツはモデルのトレーニングに一切使用されない
IP補償が適用されるのはAdobe純正のFireflyモデルのみです。サードパーティモデル(GPT Image、Runway Gen-4など)で生成した画像にはIP補償が適用されません。商用利用の際はこの点に注意してください。
サードパーティモデルで生成した画像は商用利用できないんですか?
利用自体は可能ですが、AdobeのIP補償の対象外になります。つまり、万が一著作権の問題が発生した場合にAdobeは保護してくれません。商用案件で使う場合は、Adobe純正のFireflyモデルを優先的に使うのが安全です。
まとめ:3月16日までに試すべきこと
今回のキャンペーンのポイントを整理します。
- 期間:2026年1月23日〜3月16日(残り約1ヶ月)
- 対象:Firefly Pro(月額4,780円)以上のプラン
- 無制限対象:全AI画像モデル + Firefly Video Model
- 最大のメリット:通常1枚60クレジットのGPT Imageも使い放題
レタッチャーとして最大限活用するなら、まずは全モデルを1回ずつ試して得意分野を把握すること。そのうえで、コンポジット素材やテクスチャの量産に活用するのが効率的です。
Fireflyの今後の方向性についてはAdobe Firefly 2026年の展望も参考にしてください。
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よくある質問(記事のおさらい)
2026年3月16日(太平洋時間)までです。2026年1月23日に開始しています。
Firefly Pro(月額4,780円)、Firefly Premium(月額31,680円)、およびクレジットアドオンプランが対象です。Creative Cloudサブスクリプション、Firefly Free、Firefly Standardは対象外です。
いいえ。動画で無制限対象なのはAdobe Firefly Video Modelのみです。Runway Gen-4.5、Sora 2、Luma Ray3などのサードパーティ動画モデルは通常通りクレジットを消費します。
はい。ただし、AdobeのIP補償(知的財産補償)が適用されるのはAdobe純正のFireflyモデルのみです。サードパーティモデルで生成した画像は自己責任での商用利用となります。
はい。Firefly モバイルアプリ(iOS/Android)からもキャンペーンの無制限生成が利用できます。