【2025年版】レタッチ・写真編集におすすめのモニター10選

レタッチや写真編集の仕上がりは、使用するモニターで大きく変わります。色が正確に表示されないモニターで作業すると、印刷やWeb公開時に「思っていた色と違う」というトラブルが起きることも。

モニター選びのポイント

1. 色域（sRGB・Adobe RGB）

色域	特徴	用途
sRGB 100%	Web標準の色空間	Web用画像、SNS投稿
Adobe RGB 99%	より広い色域、鮮やかな緑・青	印刷物、本格的な写真編集
DCI-P3 95%以上	映像業界標準	動画編集、映像制作

Web用の写真編集がメインならsRGB 100%で十分。印刷物を扱うならAdobe RGB対応がおすすめです。

2. 解像度とサイズ

解像度	おすすめサイズ	特徴
フルHD（1920×1080）	24インチ	コスパ重視、ライトユース向け
WQHD（2560×1440）	27インチ	バランス型、多くの人におすすめ
4K（3840×2160）	27〜32インチ	高精細、細部確認に最適

写真編集なら27インチ・WQHD以上がおすすめ。

3. パネルの種類

写真編集にはIPSパネル一択です。視野角が広く、どの角度から見ても色が変わりにくいのが特徴。

4. キャリブレーション対応

• ソフトウェアキャリブレーション：グラフィックカード側で調整。手軽だが精度は劣る
• ハードウェアキャリブレーション：モニター内部で調整。高精度で色が安定

おすすめモニター10選

プロ向け（15万円以上）

1. EIZO ColorEdge CG2700S

価格：約250,000円

項目	スペック
サイズ	27インチ
解像度	WQHD（2560×1440）
色域	Adobe RGB 99%、DCI-P3 98%
キャリブレーション	ハードウェア対応（内蔵センサー）

プロフォトグラファー御用達のEIZO最上位モデル。キャリブレーションセンサー内蔵で、自動で色を調整してくれます。

2. BenQ SW272U

価格：約215,000円

27インチ4K、Adobe RGB 99%対応。遮光フード・ワイヤレスコントローラー付属でコスパ抜群。

3. EIZO ColorEdge CG319X

価格：約450,000円

31.1インチ、DCI 4K解像度。映像制作のプロも使用する最高峰モデル。

中級者向け（7〜15万円）

4. EIZO ColorEdge CS2400S

価格：約70,000〜90,000円

EIZOのエントリーモデルながらAdobe RGB 99%対応。「まずEIZOを試したい」方に最適。

5. BenQ SW270C

価格：約90,000円

27インチWQHD、ハードウェアキャリブレーション対応。遮光フード付属。

6. Dell U2723QE

価格：約70,000円

IPS Blackテクノロジー採用で、従来のIPSより黒が締まった表示。

入門・コスパ重視（7万円以下）

7. BenQ PD2705Q

価格：約50,000円

デザイナー向けモニターながら5万円台。Web用の写真編集なら十分な性能。

8. ASUS ProArt PA279CV

価格：約55,000円

4Kで5万円台という圧倒的コスパ。Calman Verified認証取得。

9. LG 27UP850N-W

価格：約50,000円

HDR400対応。USB-C 96W給電でMacBook Proもフル充電可能。

10. Dell S2722QC

価格：約40,000円

4万円で4K・USB-C対応というエントリーモデル。スピーカー内蔵も便利。

用途別おすすめまとめ

用途	おすすめモデル	価格帯
プロの印刷物制作	EIZO CG2700S / CG319X	25〜45万円
本格的な写真編集	BenQ SW272U / EIZO CS2400S	7〜22万円
Web用・趣味の写真編集	BenQ PD2705Q / ASUS PA279CV	5〜6万円
まず大画面で始めたい	Dell S2722QC / LG 27UP850N	4〜5万円

まとめ

レタッチ・写真編集用モニターは、一度購入すれば5年以上使える投資です。予算と用途に合わせて、最適な1台を選んでください。