「レタッチソフト、結局どれを使えばいいの?」
無料・買い切り・サブスク…選択肢が多すぎて迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、プロのレタッチャーが実際に使っているソフトから、2025年注目のAI搭載ソフトまで、本当におすすめできる10本を厳選して紹介します。
レタッチソフトの選び方
レタッチソフトって種類が多すぎて、何を基準に選べばいいかわかりません…
大きく分けると「無料」「買い切り」「サブスク」の3種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の用途と予算に合わせて選ぶのがポイントです。
料金体系の違い
| 料金体系 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 無料 | 初期費用ゼロ | 機能制限あり |
| 買い切り | 長期で使うほどお得 | 初期費用が高い |
| サブスク | 常に最新版が使える | 毎月/毎年の支払いが必要 |
- 趣味で使う:まず無料ソフトから試す
- 2年以上使う予定:買い切りがお得
- 常に最新機能が必要:サブスクが安心
無料で使えるレタッチソフト3選
1. GIMP(ギンプ)
無料ソフトの定番。Photoshopに匹敵する機能を持ち、完全無料で商用利用も可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 無料 |
| 対応OS | Windows / Mac / Linux |
| 特徴 | レイヤー、マスク、フィルター完備 |
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
メリット:
- Photoshopの代替として十分な機能
- プラグインで機能拡張可能
- 日本語対応
デメリット:
- 操作がやや独特(Photoshopと異なる)
- AI機能は非搭載
2. Photopea(フォトピー)
インストール不要、ブラウザで動作する画像編集ツール。PSDファイルも開けます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 無料(広告あり) |
| 対応 | ブラウザ(Chrome、Edge等) |
| 特徴 | Photoshop風のUI、PSD対応 |
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
Photopeaは「Photoshopを使ったことがある人」には特におすすめ。操作感がほぼ同じなので、すぐに使いこなせます。
3. Fotor(フォター)
AI自動補正機能を搭載した、初心者向けの編集ツール。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 無料(Pro版あり) |
| 対応 | ブラウザ / アプリ |
| 特徴 | AI自動補正、ワンクリック編集 |
| おすすめ度 | ★★★☆☆ |
注意点:無料版は機能制限あり。高解像度出力は有料プラン(約1,300円/月)が必要です。
買い切りで使えるレタッチソフト3選
4. Luminar Neo(ルミナーネオ)
2025年最注目のAI特化型レタッチソフト。25種類以上のAIツールを搭載しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 約12,000〜18,000円(買い切り) |
| 対応OS | Windows / Mac |
| 特徴 | Sky AI、Face AI、Skin AIなど |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
主なAI機能:
- Sky AI:空の置き換え
- Face AI / Skin AI:人物の肌補正
- Relight AI:光の調整
- Object Removal AI:不要物の削除
定価は約20,000円ですが、セール時は12,000円前後になることも。2年以上使うなら、サブスクより買い切りの方がお得です。
5. Affinity Photo(アフィニティフォト)
Photoshopの最強代替ソフト。買い切りで約7,000円という破格の価格設定です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 約7,000円(買い切り) |
| 対応OS | Windows / Mac / iPad |
| 特徴 | Photoshop並みの高機能、PSD対応 |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
7,000円でPhotoshop並みの機能が使えるんですか!?
はい、コスパは最強です。レイヤー、マスク、非破壊編集など、プロ仕様の機能が揃っています。AI機能はないですが、従来型のレタッチには十分すぎる性能です。
6. PhotoDirector(フォトディレクター)
CyberLink社のAI搭載編集ソフト。動画編集ソフトで有名な会社だけあり、使いやすさに定評があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 約12,000円(買い切り) |
| 対応OS | Windows / Mac |
| 特徴 | AI不要物除去、空の置き換え |
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
サブスクで使えるレタッチソフト3選
7. Adobe Photoshop
言わずと知れた業界標準。クライアントワークには必須と言えるソフトです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 約2,700円/月(フォトプラン) |
| 対応OS | Windows / Mac |
| 特徴 | 業界標準、生成AI(Firefly)搭載 |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
Adobe Firefly搭載の「生成塗りつぶし」で、AIによる画像生成・拡張が可能に。存在しないオブジェクトの追加や背景の拡張が数秒で行えます。
8. Adobe Lightroom
RAW現像の定番ソフト。写真の選定・現像・書き出しまでワンストップで完結します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 約2,700円/月(フォトプラン、Photoshop込) |
| 対応OS | Windows / Mac / iOS / Android |
| 特徴 | RAW現像、クラウド同期、AIノイズ除去 |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
フォトプランなら月額2,700円でPhotoshopとLightroom両方が使えます。プロを目指すなら、まずこのプランがおすすめです。
9. Capture One Pro
スタジオ撮影・商業写真のプロに人気。色の再現性と細かいカラーグレーディングに優れています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 約2,600円/月 または買い切り約35,000円 |
| 対応OS | Windows / Mac |
| 特徴 | 高精度なカラー調整、テザー撮影 |
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
番外編:AI自動レタッチツール
10. Evoto AI
ポートレートレタッチに特化したAIツール。肌補正から体型調整まで、人物写真に必要な機能が揃っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 無料プランあり(有料版は約1,500円/月) |
| 対応OS | Windows / Mac |
| 特徴 | AI肌補正、体型調整、背景除去 |
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
用途別おすすめまとめ
| 用途 | おすすめソフト |
|---|---|
| 趣味で始めたい | GIMP、Photopea(無料) |
| コスパ重視 | Affinity Photo(約7,000円) |
| AI機能を使いたい | Luminar Neo(約12,000円) |
| プロとして仕事したい | Photoshop + Lightroom |
| RAW現像メイン | Lightroom、Capture One |
自分でレタッチする時間がない方へ
ソフトは分かったんですけど、覚える時間がなくて…
そんな方は、レタッチを外注するのも選択肢です。自分でソフトを覚えるより、プロに任せた方が早くて仕上がりも良いケースは多いですよ。
写真のレタッチは、ソフトの操作を覚えるだけでなく、美しい仕上がりにするためのセンスや経験も必要です。
Retouch Inkでは、人物レタッチ1枚500円〜(大量発注の場合)で対応しています。芸能・出版・広告など高品質が求められる案件の実績も豊富です。
まとめ
2025年おすすめレタッチソフト10選:
無料:
- GIMP - Photoshop代替の定番
- Photopea - ブラウザで動作、PSD対応
- Fotor - AI自動補正、初心者向け
買い切り:
4. Luminar Neo(約12,000円)- AI機能が最強
5. Affinity Photo(約7,000円)- コスパ最強
6. PhotoDirector(約12,000円)- 使いやすいUI
サブスク:
7. Photoshop(約2,700円/月)- 業界標準
8. Lightroom(約2,700円/月)- RAW現像の定番
9. Capture One Pro(約2,600円/月)- プロ向け高精度
AI特化:
10. Evoto AI - ポートレート専用
迷ったらまず無料ソフト(GIMP、Photopea)から試して、物足りなくなったら有料ソフトを検討するのがおすすめです。
よくある質問(記事のおさらい)
GIMPとPhotopeaがおすすめです。GIMPはPhotoshop並みの機能を無料で使え、PhotopeaはインストールなしでブラウザからPSDファイルも編集できます。
GIMPは無料でPhotoshopに近い機能を持ちますが、操作がやや独特でAI機能は非搭載です。Photoshopは業界標準で生成AI機能も搭載していますが、月額約2,700円のサブスクが必要です。
Affinity Photo(約7,000円)が最もコスパが良いです。Photoshop並みの高機能で、買い切りなのでサブスク代がかかりません。
買い切りで約12,000〜18,000円です。セール時は12,000円前後になることもあります。サブスクではなく買い切りなので、2年以上使うなら月額制ソフトよりお得です。
Luminar NeoがAI機能では最も充実しています。Sky AI(空の置き換え)、Face AI・Skin AI(肌補正)、Object Removal AI(不要物除去)など25種類以上のAIツールを搭載しています。
多くのプロはAdobe Photoshopを使用しています。業界標準であり、クライアントとのデータ互換性も高いためです。RAW現像にはLightroomやCapture Oneを併用するのが一般的です。
Photoshopは細かい編集・合成向け、LightroomはRAW現像・大量写真の管理向けです。フォトプラン(月額約2,700円)なら両方使えます。
まず無料ソフト(GIMP、Photopea)から試すのがおすすめです。操作に慣れて物足りなくなったら、有料ソフトへのステップアップを検討しましょう。
2年以上使うなら買い切りがお得です。例えばAffinity Photo(約7,000円)は、Photoshop(月額2,700円)の3ヶ月分以下の価格で永久に使えます。
レタッチを外注する方法があります。Retouch Inkでは人物レタッチ1枚500円〜(大量発注の場合)で対応しており、プロに任せることで時間と品質を両立できます。