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レタッチ外注のデータ送付方法|GigaFile便・Dropbox・Google Driveを比較
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レタッチ外注のデータ送付方法|GigaFile便・Dropbox・Google Driveを比較

レタッチを外注するとき、大量の画像データをどうやって送っていますか?「とりあえずメール添付」では限界がありますよね。安全かつ効率的にデータを送る方法を、サービス比較と合わせて解説します。

レタッチを外注するとき、避けて通れないのが「データの受け渡し」です。

数枚ならメール添付でも済みますが、100枚を超えるような案件ではそうはいきません。RAWデータなら1枚50MB以上になることも。

この記事では、レタッチ外注でよく使われるファイル転送サービスを比較し、用途に合った選び方を解説します。

ファイル転送サービスの選び方

重要な4つのポイント

ファイル転送サービスを選ぶときは、以下の4点をチェックしましょう。

ポイント 確認事項
容量制限 1回で送れる最大サイズ
セキュリティ パスワード設定、暗号化
有効期限 ダウンロード可能な期間
使いやすさ 送る側・受け取る側の手間
読者
読者

容量さえ大きければいいんじゃないですか?

レタッチャー
レタッチャー

芸能関係など機密性の高い画像を扱う場合は、セキュリティも重要です。パスワード設定ができるか、URLが推測されにくいかなども確認しましょう。

主要サービス比較

GigaFile便(ギガファイル便)

日本で最も使われている無料ファイル転送サービスです。

項目 内容
容量 1ファイル300GBまで(無制限)
料金 無料
有効期限 7〜100日(選択可)
パスワード 設定可能

メリット:

  • 無料で大容量を送れる
  • アカウント登録不要
  • 日本語対応で使いやすい

デメリット:

  • 広告が多い
  • ダウンロード速度が遅いことがある
  • セキュリティ面で企業利用には不向きな場合も
GigaFile便の注意点

URLが漏れると誰でもダウンロードできてしまいます。機密性の高いデータを送る場合は、必ずパスワードを設定しましょう。

Dropbox

クラウドストレージの定番。レタッチ業界でも広く使われています。

項目 内容
容量 無料2GB / Plus 2TB / Professional 3TB
料金 無料〜月額2,000円程度
有効期限 なし(削除するまで)
パスワード 有料プランで設定可能

メリット:

  • 安定した転送速度
  • 共有リンクの管理が簡単
  • バージョン管理ができる

デメリット:

  • 無料プランは2GBまで
  • 有料プランはコストがかかる
  • 受け取り側もアカウントがあると便利
読者
読者

相手がDropboxを使っていなくても大丈夫ですか?

レタッチャー
レタッチャー

共有リンクを使えば、相手はブラウザからダウンロードできます。ただ、アカウントがあった方がファイル管理は楽ですね。

Google Drive

Googleアカウントがあれば誰でも使える定番サービス。

項目 内容
容量 無料15GB / 有料100GB〜2TB
料金 無料〜月額1,300円程度
有効期限 なし
パスワード なし(共有設定で制限)

メリット:

  • Googleアカウントがあれば即使える
  • 15GBまで無料
  • 共有が簡単

デメリット:

  • パスワード設定ができない
  • 共有設定を間違えると誰でもアクセス可能に
  • Googleアカウントを持っていない相手だと不便
Google Driveのセキュリティ

「リンクを知っている全員」に設定すると、URLが漏れた場合に誰でもダウンロードできます。「特定のユーザー」に限定する設定を推奨します。

WeTransfer

海外で人気のシンプルなファイル転送サービス。

項目 内容
容量 無料2GB / Pro 200GB
料金 無料〜月額約1,500円
有効期限 無料7日 / Pro 28日
パスワード Proのみ

メリット:

  • UIがシンプルで使いやすい
  • 広告が少ない
  • 転送速度が比較的速い

デメリット:

  • 無料は2GBまで
  • 有効期限が短い
  • 日本語サポートが限定的

firestorage

日本の老舗ファイル転送サービス。

項目 内容
容量 無料2GB / 有料で大容量
料金 無料〜
有効期限 7日間
パスワード 設定可能

メリット:

  • 日本語対応
  • パスワード設定可能
  • アカウント不要

デメリット:

  • 容量がやや少ない
  • 広告あり

サービス比較表

サービス 無料容量 セキュリティ おすすめ用途
GigaFile便 300GB 大容量・低機密
Dropbox 2GB 継続取引・高機密
Google Drive 15GB 少量・手軽さ重視
WeTransfer 2GB 海外とのやりとり
firestorage 2GB 国内・少量

用途別おすすめ

大量のRAWデータを送る場合

おすすめ:GigaFile便

RAWデータは1枚50MB以上になることも。100枚で5GB、1000枚で50GB…となると、無料で大容量を送れるGigaFile便が便利です。

ただし、機密性が高い場合は必ずパスワードを設定してください。

継続的に取引する外注先との場合

おすすめ:Dropbox

継続的に仕事をする相手とは、共有フォルダを作っておくと便利です。

  • 「依頼」フォルダに画像を入れる → 外注先が確認
  • 「納品」フォルダにレタッチ後の画像を入れてもらう

毎回URLを発行する手間が省けます。

芸能・広告など機密性が高い場合

おすすめ:Dropbox(有料プラン)または企業向けサービス

  • パスワード付き共有リンク
  • アクセス履歴の確認
  • ダウンロード回数の制限
  • 期限切れで自動無効化

こうした機能があるサービスを選びましょう。

読者
読者

芸能事務所とかは、どうやってデータを送っているんですか?

レタッチャー
レタッチャー

大手事務所だと、自社のセキュアなサーバーを使っていることが多いです。外部サービスを使う場合は、Dropbox BusinessやBoxなど企業向けサービスが選ばれます。

データ送付時の注意点

1. ファイル名を整理する

「DSC_0001.jpg」のような連番のままだと、どの画像がどれかわからなくなります。

おすすめのファイル名:

  • 日付_案件名_連番(例:20251212_商品撮影_001.jpg)
  • カテゴリ_連番(例:人物A_001.jpg)

2. フォルダ構成を明確に

レタッチ指示と一緒に、フォルダ構成も伝えましょう。

📁 20251212_案件名
├── 📁 元データ(レタッチ対象)
├── 📁 参考画像
└── 📄 指示書.txt

3. 送付後の連絡を忘れずに

ファイルをアップロードしただけでは、相手は気づかないことがあります。URLとパスワードを別々に送るのも効果的です。

  • メール1:ダウンロードURL
  • メール2:パスワード
セキュリティの基本

URLとパスワードを同じメールに書くと、メールが漏れた場合に両方バレてしまいます。別々に送ることで、リスクを下げられます。

4. 有効期限を確認する

「ダウンロードしようとしたら期限切れだった」というトラブルは意外と多いです。

  • 相手がダウンロードしたことを確認する
  • 期限が短い場合は早めに連絡する
  • 長期保管が必要なら、期限のないサービスを使う

まとめ

レタッチ外注のデータ送付、おすすめの使い分け:

  • 大容量・低コスト重視 → GigaFile便(パスワード必須)
  • 継続取引・効率重視 → Dropbox
  • 手軽さ・少量 → Google Drive
  • 機密性重視 → Dropbox有料プラン or 企業向けサービス

「とりあえずGigaFile便」で済ませている方も多いですが、機密性の高い画像を扱う場合はセキュリティを見直してみてください。

データの受け渡しは、レタッチ外注のトラブルが起きやすいポイントの1つ。事前にルールを決めておくことで、スムーズなやりとりができるようになります。

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