人物レタッチの見積もりを何社かからもらったんですけど、金額がバラバラで…。どれが適正なのかわからなくて。
相見積もりを取るのはとても大事ですね。ただ、相場を知らないと「安いから」で選んで失敗したり、逆に「高すぎる」のに気づかず損することもあります。この記事で相場感をつかんでおきましょう。
人物レタッチの料金を決める3つの要素
見積もり金額を見るとき、まず押さえておきたいのが料金を左右する3つの要素です。
作業内容(難易度)
同じ「人物レタッチ」でも、作業内容によって料金は大きく変わります。
- 肌補正・色調整のみ → 比較的安価
- 体型補正や背景処理が入る → 工数が増えるため高くなる
- 広告・雑誌レベルの仕上げ → ハイエンド料金
枚数・ボリューム
多くのレタッチ会社では、大量発注で単価が下がるケースがあります。逆に1〜2枚だけの依頼だと、割高になることも。
納期
短納期は追加料金が発生するのが一般的です。余裕を持ったスケジュールで依頼すれば、コストを抑えられる場合もあります。
人物レタッチの相場目安
具体的に、いくらくらいが相場なんですか?
作業レベル別にまとめますね。
通常レタッチ:3,500円〜6,000円/枚
一般的な人物レタッチの相場です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作業内容 | 肌補正・色調整・明るさ調整など |
| 大手の相場 | 5,000〜8,000円 |
| Retouch Ink | 3,500円〜 |
正直に言うと、5,000〜8,000円払ってもクオリティは変わりません。大手は広告費や人件費が上乗せされているだけで、実際の仕上がりに差が出るわけではないのです。
料金が変動するケース
- 指示書の有無:細かい指示書がある場合は対応工数が増える
- 体型補正:ボディラインの調整が入ると追加料金
- 背景処理:背景の修正・差し替えなども別途費用
ハイエンドレタッチ:50,000円〜/枚
広告や雑誌で使われるレベルの仕上げです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作業内容 | ライティング調整、質感の作り込み、合成など |
| 相場 | 50,000円〜 |
肌の質感を残しながら、光の当たり方まで調整するような「作品」としてのクオリティが求められる場合はこの価格帯になります。
見積もりが「高い」と感じたときのチェックポイント
もらった見積もりが高い気がするんですけど…
以下のポイントを確認してみてください。
作業内容に対して妥当か
単純な肌補正だけなのに1枚10,000円以上なら、明らかに高いです。逆に、合成や背景処理込みなら妥当な場合もあります。
修正回数は含まれているか
「修正は別途料金」という会社もあります。見積もりに修正対応が何回まで含まれているかを必ず確認しましょう。
納期による割増はないか
急ぎの案件だと、通常の1.5〜2倍の料金になることも。納期に余裕があるなら、その旨を伝えて再見積もりを依頼するのも手です。
見積もりが「安すぎる」ときの注意点
逆に、すごく安い見積もりが来たんですけど、大丈夫ですか?
安いには理由があります。注意してください。
品質リスク
極端に安い場合、経験の浅いレタッチャーが担当したり、海外に再委託されることがあります。仕上がりが期待と違って、結局やり直しになるケースも。
追加料金の発生
「基本料金は安いけど、修正ごとに追加料金」というパターン。最終的に高くつくことがあります。
コミュニケーションコスト
意図が伝わらず、何度もやり取りが必要になると、時間的なコストが膨らみます。
安さだけで選ぶと、トータルで損をすることが多いです。
依頼先による相場の違い
| 依頼先 | 相場感 | 特徴 |
|---|---|---|
| フリーランス | 安め(2,000円〜) | 品質にばらつきあり。当たり外れが大きい |
| 制作会社・スタジオ | 高め(5,000円〜) | 撮影とセットで依頼できる |
| 専門レタッチ会社 | 適正(3,500円〜) | レタッチに特化。安定した品質 |
Retouch Inkは専門レタッチ会社として、大手と同等のクオリティを3,500円〜で提供しています。相見積もりの比較対象として、ぜひご活用ください。
まとめ
人物レタッチの相場をまとめると:
- 通常レタッチ:3,500円〜6,000円/枚
- ハイエンドレタッチ:50,000円〜/枚
見積もりを判断するポイント:
- 作業内容に対して妥当か
- 修正回数が含まれているか
- 安すぎる場合は品質リスクに注意
相場を知った上で、目的と予算に合った依頼先を選びましょう。