「外注したら、思っていたのと全然違うものが納品された」
「連絡が取れなくなって、納期に間に合わなかった」
レタッチ外注には、こんなトラブルがつきものです。
この記事では、実際によくある失敗事例5選と、それを防ぐためのチェックポイントを解説します。
失敗事例1:仕上がりがイメージと違う
何が起きたか
「ナチュラルに仕上げてください」と依頼したら、肌がツルツルのプラスチックのような仕上がりに。クライアントに見せられず、結局自分でやり直すことに。
「ナチュラル」って言ったのに、全然ナチュラルじゃない!
私の中では、これがナチュラルなんですが…
なぜ起きたか
「ナチュラル」の定義が人によって違う。言葉だけでは伝わらない。
防ぐには
チェックポイント:
- 参考画像を必ず添付する
- 「ナチュラル」の具体的な定義を言葉で説明
- 初回は1〜2枚テストレタッチを依頼
失敗事例2:納期に間に合わなかった
何が起きたか
撮影の3日後が納品期限。余裕を持って依頼したつもりが、レタッチャーから「データを受け取ったのが遅かったので間に合いません」と連絡。実際は、データ送付に時間がかかっていた。
なぜ起きたか
- データ転送に時間がかかることを想定していなかった
- 「納期」の認識がズレていた(依頼日 vs データ受領日)
防ぐには
チェックポイント:
- 納期は「〇月〇日〇時まで」と明確に
- データは依頼と同時に送る(後から送らない)
- 大容量データは転送時間を考慮(ギガファイル便、Dropboxなど)
失敗事例3:連絡が取れなくなった
何が起きたか
クラウドソーシングで見つけた個人レタッチャーに依頼。最初は返信が早かったが、途中から連絡が途絶えた。納期を過ぎても音沙汰なし。
なぜ起きたか
- 個人レタッチャーは他の仕事と掛け持ちしていることが多い
- 本業が忙しくなると、副業の優先度が下がる
防ぐには
チェックポイント:
- 初回取引では、少量でテストしてから本発注
- 連絡手段を複数確保(メール、電話、LINE)
- 法人の外注先を選ぶ(個人より安定)
- 支払いは納品後にする(前払いは避ける)
失敗事例4:追加料金を請求された
何が起きたか
「1枚1,000円」と聞いていたのに、納品後に「修正が多かったので追加料金がかかります」と言われた。
最初に言ってくれないと困ります!
通常の範囲を超えた修正は別料金なんです。最初に説明したはずですが…
なぜ起きたか
- 料金に「何が含まれるか」を確認していなかった
- 修正回数の上限を把握していなかった
防ぐには
チェックポイント:
- 見積もり時に「修正は何回まで含まれるか」確認
- 「追加料金が発生するケース」を事前に聞いておく
- 料金表・契約書を書面でもらう
失敗事例5:データが流出した
何が起きたか
芸能人の写真をレタッチ外注。後日、SNSで未公開の写真が流出しているのを発見。外注先から漏れた可能性が高い。
なぜ起きたか
- NDA(秘密保持契約)を結んでいなかった
- 外注先のセキュリティ体制を確認していなかった
防ぐには
データ流出は取り返しがつきません。機密性の高い案件は特に注意が必要です。
チェックポイント:
- NDA(秘密保持契約)を必ず結ぶ
- 機密性の高い案件は、実績のある法人に依頼
- データの取り扱いポリシーを確認
- 外注先のセキュリティ体制(暗号化、アクセス制限)を確認
失敗を防ぐチェックリスト
外注前に確認すべき項目:
依頼前
- 参考画像を用意した
- 納期を「〇月〇日〇時」で指定した
- 料金に含まれる範囲を確認した
- 修正回数の上限を確認した
- 連絡手段を複数確保した
初回取引時
- テストレタッチを依頼した
- 支払い条件を確認した(前払い/後払い)
- NDAを締結した(必要な場合)
データ送付時
- データは依頼と同時に送った
- 転送完了を確認した
- ファイル名・フォルダ構成を整理した
まとめ
レタッチ外注でよくある失敗:
- 仕上がりがイメージと違う → 参考画像を添付
- 納期に間に合わない → 日時を明確に、データは即送付
- 連絡が取れなくなる → 連絡手段を複数確保、法人を選ぶ
- 追加料金を請求される → 料金の内訳を事前確認
- データが流出する → NDAを締結
失敗の多くは「事前確認」で防げます。
面倒でも、最初にしっかり確認しておくことが、結果的に時間とコストの節約になります。
安心して依頼できる外注先をお探しなら
Retouch Inkでは、初回のお客様でも安心してご依頼いただけるよう、以下を徹底しています。
- 料金体系を事前に明確にご説明
- 修正回数・追加料金の条件を書面で提示
- NDA(秘密保持契約)の締結に対応
- 納期厳守(営業時間外も柔軟に対応)
「こんな案件でも対応できる?」「急ぎだけど大丈夫?」など、お気軽にお問い合わせください。