レタッチを外注するとき、「発注から納品までどう進むの?」「指示はどう伝えたらいい?」と不安に感じる方は多いです。
この記事では、レタッチ外注の依頼から納品までの流れを7つのステップに整理して、現場視点で徹底解説します。指示書の作り方・修正を最小限に抑えるコツ・トラブルを防ぐポイントまで、初めての方でも失敗しない発注ガイドです。
せっかくお願いしたのに、仕上がりが全然イメージと違ってて…。「自然に」って伝えたのに、肌がツルツルで別人みたいになっちゃいました。
よくあるケースですね。実は「自然に」「明るく」という言葉、人によって感じ方がまったく違うんです。だから最初の段階でしっかりすり合わせをしておくのが何より大事なんですよ。
多くの失敗の原因は「指示の曖昧さ」と「情報共有の不足」にあります。7ステップに沿って進めれば、そのほとんどは未然に防げます。
レタッチ外注の流れ|発注から納品までの7ステップ
レタッチ会社への発注は、一般的に次の7ステップで進みます。
- 問い合わせ・ヒアリング
- 見積もり提示・条件確認
- テスト納品・サンプル確認
- 本発注・データ入稿と指示書送付
- レタッチ作業
- 初回納品・修正依頼
- 最終納品・支払い
それぞれのステップで押さえておくべきポイントを解説します。
ステップ1:問い合わせ・ヒアリング
まずはレタッチ会社の問い合わせフォームやメールで連絡します。この段階で依頼内容の5項目を整理して伝えると、見積もりがスムーズに進みます。
依頼前に整理しておくべき5つの項目
| 項目 | 内容例 |
|---|---|
| 目的・用途 | 求人サイト/広告バナー/EC商品画像など |
| 仕上がりイメージ | 自然/明るめ/クール/高級感など |
| サイズ・媒体 | Web用/印刷用/A4サイズなど |
| 優先順位 | 納期/仕上がり/コストなど |
| 納期 | 希望納期・急ぎかどうか |
「とりあえず綺麗にしてください」って伝えるだけじゃダメなんですね?
"綺麗に"にもいろんな方向性があるので、最初に目的と仕上がりのイメージを整理するのが大事なんです。参考画像があるとさらに伝わりやすいですよ。
ステップ2:見積もり提示・条件確認
問い合わせ内容に基づいて、レタッチ会社から金額・納期・修正回数などの条件が提示されます。このタイミングで必ず確認すべき項目は以下の通り。
見積もり時にチェックすべき4つの項目
| チェック項目 | 理由 |
|---|---|
| 修正回数 | 何回まで無料かを確認。回数制限を超えると追加費用になる場合も |
| 納期 | 通常納期/特急対応の区分があるか |
| 機密保持(NDA) | 社外秘や未公開データを扱うなら必須 |
| データ管理体制 | バックアップや削除ポリシーを確認 |
一見安価な業者でも、修正のたびに追加料金を請求され、結果的に高額になるケースがあります。「何をしたら追加料金になるか」を事前に明確にしておきましょう。
ステップ3:テスト納品・サンプル確認
本発注の前に、1〜3枚のサンプルを仕上げてもらうのがおすすめです。仕上がりのクオリティ・方向性を確認できるため、発注後の「イメージと違う」を防げます。
テストって無料でやってもらえるんですか?
枚数が多い案件なら、ほとんどのレタッチ会社が無料でサンプル対応してくれます。Retouch Inkでもテスト納品を受け付けているので、気軽にご相談ください。
ステップ4:本発注・データ入稿と指示書送付
サンプルで納得できたら本発注。元データと指示書を送付します。この工程では「安全に送る」と「正確に伝える」の両方が重要です。
ファイル共有サービスの選び方
複数の画像を送る際はZIP形式で圧縮し、セキュリティの高い共有サービスを利用しましょう。
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| GigaFile便 | 無料で使いやすく、パスワード設定も可能 |
| firestorage | 大容量対応・SSL暗号化あり |
| Google Drive(推奨) | アクセス制限・バージョン管理・自動バックアップ |
| Dropbox | 共有リンク+アクセス権設定が柔軟 |
短期的な利用なら転送サービスでOKですが、継続的なやり取りならGoogle Driveが一番おすすめです。Retouch Inkでもお客様ごとに専用ドライブを立ち上げてやり取りしています。
写真上に直接書いた「指示書」が最も伝わる
レタッチ指示の伝え方で最も効果的なのは、画像上に直接コメントや矢印で書き込む方法です。
- 赤い矢印で「ここを明るく」
- 丸で囲って「この部分を削除」
- テキストで「肌を少しなめらかに」
「ここを明るく」「この部分を削除」を写真上で可視化しておくと、意図が100%伝わります。
| 指示方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 画像上に直接書き込み | 意図が一目で伝わる/修正の手戻りがゼロ | 元データを残すため別名保存が必要 |
| 別途テキストで指示 | 簡単にまとめられる/ファイルを整理しやすい | 「どの部分か」が曖昧になりやすい |
ステップ5:レタッチ作業
データと指示書を受け取ったレタッチ会社が実際の作業に入ります。依頼者側で特にやることはありませんが、急ぎの案件はその旨を最初に伝えておくとスムーズです。
レタッチ会社によっては短納期対応も可能です。Retouch Inkでも案件に応じて柔軟に対応しているので、「明日までに欲しい」といった急ぎのご相談もお気軽にどうぞ。
ステップ6:初回納品・修正依頼
初回データが納品されたら、以下のチェック項目で確認しましょう。
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 明るさ・トーン | 全体のバランスが自然か、指示通りか |
| 肌の質感 | 加工感が強すぎず、質感が保たれているか |
| 背景 | 不要な要素が残っていないか、違和感がないか |
| 統一感 | 複数枚でトーンや雰囲気が揃っているか |
| 用途確認 | 印刷/Webなど、出力先で見え方が適切か |
修正依頼は「写真上に書き込み+PDFで1回にまとめる」のが鉄則
メールで「もう少し明るく」と伝えたんですけど、仕上がりが全然違ってました…。
「もう少し」って人によって感覚が違うんです。写真の上に矢印やコメントで書いてもらえると、意図が一瞬で伝わりますよ。
修正は1回にまとめてPDFで送るのが鉄則です。1通ごとに分けて送ると追加料金の原因になるだけでなく、修正漏れの原因にもなります。
- 修正箇所を1つのPDFにまとめる
- 写真上に赤入れして視覚的に伝える
- 「明るさ」「肌質」「色味」など、重視するポイントを言語化
- NG例も伝える(「こういう仕上がりは避けたい」)
これだけで修正回数は大幅に減らせて、結果的に総コストも下がります。
ステップ7:最終納品・支払い
修正を反映した最終データが納品されます。JPEG・PSD・TIFF など希望形式を事前に伝えておくとスムーズです。
支払いの流れ
支払いはどうすればいいですか?
納品データをご確認いただき、問題がなければ請求書をメールでお送りします。期日までにお振込みいただく形が一般的です。請求書のPDFはそのまま経理処理にも使えますよ。
まとめ|7ステップを押さえれば発注は怖くない
レタッチ外注の依頼から納品までの流れは、以下の7ステップ。
- 問い合わせ・ヒアリング:依頼内容の5項目を整理
- 見積もり提示・条件確認:修正回数・追加料金を確認
- テスト納品:サンプルで方向性を確定
- 本発注・データ入稿:指示書は写真上に直接書き込む
- レタッチ作業:急ぎなら最初に伝える
- 初回納品・修正依頼:修正はPDFで1回にまとめる
- 最終納品・支払い:希望ファイル形式を伝えておく
この流れを押さえておけば、初めての発注でも安心して進められます。
よくある質問(記事のおさらい)
一般的な流れは以下の7ステップです:①問い合わせ・ヒアリング → ②見積もり提示 → ③テスト納品・サンプル確認 → ④本発注・データ入稿 → ⑤レタッチ作業 → ⑥初回納品・修正依頼 → ⑦最終納品・支払い。急ぎの案件は最初にその旨を伝えることで柔軟に対応してもらえます。
多くの場合、指示の曖昧さと情報共有の不足が原因です。「自然に」「明るく」という言葉は人によって感じ方が違うため、写真上に直接書き込んだ指示書を使うのが確実です。
目的・用途、仕上がりイメージ、サイズ・媒体、優先順位、納期の5項目を整理しておきましょう。参考画像を3〜5枚用意するとさらに伝わりやすくなります。
画像上に直接コメントや矢印で書き込む方法が最も効果的です。赤い矢印で「ここを明るく」、丸で囲って「この部分を削除」と可視化すると意図が100%伝わります。テキストだけの指示は解釈違いが起きやすいので避けましょう。
修正は1回にまとめてPDFで送るのが鉄則です。人物レタッチの場合、修正1回あたり500円前後の追加料金が発生する業者が多いため、バラバラに送ると総額が跳ね上がります。写真上に直接書き込んでまとめましょう。
Google Driveがおすすめです。アクセス制限・バージョン管理・自動バックアップがあり、安全性と管理面で優れています。短期の単発案件ならGigaFile便やfirestorageでも十分です。
枚数が多い案件なら、ほとんどのレタッチ会社が1〜3枚程度のサンプルを無料で仕上げてくれます。「思っていた仕上がりと違う」というミスマッチを防げるため、本発注前に必ず活用しましょう。